ビジネスのために用意された、持続可能な社会が求める企業を作るための国際スタンダード
「自然資本プロトコル」とは、自然資本コアリション(Natural Capital Coalition: 本部イギリス)が開発した、企業が自然資本への影響と依存度を評価し経営判断に活かすための標準化された枠組み(フレームワーク)です。自社を取り巻く自然資本の状況について影響や依存度、リスク、機会を明確にし、自然資本の価値を評価するメリットを示して自社の取り組みを促し、すべての企業が環境を損なうことなく、私たちの生活を支える自然資本の再生に取り組むようになることを目指しています。
人間の生活は例外なく、自然に影響を与えるとともに、自然に依存しています。このことを理解し、適切な行動を取るために、「自然資本」への関心が高まっています。自然資本とは、社会経済を構成する資本のひとつとして自然環境を位置づけたものであり、その適切な評価と管理が持続可能な開発にとって欠かせないものとの認識が広がっています。国連持続可能な開発目標(SDGs)においても、自然資本が豊かな生活の基盤となっていることが明らかです。それはCIのスローガン、「自然を守ることは、人間を守ること」に通じます。
ビジネスに対しても同じことが言えます。2016年夏、自然資本を保全し拡大することを目指す産学官民の国際的な連合である自然資本コアリションは、「自然資本プロトコル」を発表しました。これは、企業が持つ自然資本への影響(マイナスだけでなくプラスも)と依存度を評価して、自然資本を企業経営上で可視化することで、経営判断に活かすための標準化された枠組みです。CIジャパンは、パートナーと共に「自然資本プロトコル日本語版」を作成しました。
「自然資本プロトコル日本語版」は、以下リンクより無料でダウンロードできます。
ビデオ
2016年7月に正式発表された自然資本プロトコルの日本語版が完成。真に持続可能な経営を目指す企業を支援する国際標準のフレームワークです。
自然資本プロトコルを支持する、世界からのメッセージを伝えるビデオ。合言葉は、「That's Why I Support Natural Capital Protocol! (だから私は自然資本プロトコルを支持します!)」
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© Pete Oxford/iLCP
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