一人ひとりの行動が、程度に差はあれ、気候に影響を与えています。私たちは何ができるでしょうか?
気候変動解決策の一つは、自然の力です。自然保護に投資することで、人びとの暮らしや野生生物を助けると同時に、環境への影響を減らすことが可能になります。
実際に存在し、検証可能な、つまり信頼できる自然由来のカーボンクレジットを購入することで、 カーボンフットプリント の一部を オフセットすることができます。クレジットからの収益 は、地域コミュニティが森林を守り、育てるためにコンサベーション・インターナショナルのプロジェクトで活用されます。こうして守られ、育てられた森は、大気中の二酸化炭素を吸収するだけでなく、地域社会の暮らしを支え、野生動物たちの大切なすみかにもなります。
カーボンプロジェクトを支援する
カーボンプロジェクトを支援し、自然に投資することでカーボンフットプリントを減らしませんか?
個人からのご寄付は、検証済みカーボンクレジットを償却(無効化)するために使用されました。無効化することで、二重計上を防ぐ ことができます。
※2024年7月末時点
個人の寄付によって、5万5700トンが削減されました。これは、およそ13,264台のガソリン乗用車が一年間走行した場合の排出量に相当します。
※2024年7月末時点
プロジェクトポートフォリオ
コンサベーション・インターナショナルは、 影響力、効率性、公平性に関して、厳格に定められた基準を満たすプロジェクトのみ実施しています。地域コミュニティや政府と協力しながら、そこに暮らし、その地域の自然に直接依存する 人びとへのメリットを最大化します。
ケニア、チュルヒルズ
ケニアのチュルヒルズは、先住民族のマサイ族や小規模農家の家であり 、アフリカに生息する象徴的野生動物たちの宝庫です。この丘陵地帯は、持続可能でない土地利用や森林減少の問題に直面しています。こ のプロジェクトは、土地の所有者、また、土地所有者に代わって保護とコミュニティ・プログラムを管理する地元組織によって100%所有され、管理されています。これまでにプロジェクトは4,000平方キロメートル(40万ヘクタール)以上の森林を保護し、約11,000本の植樹を行い、地域住民の持続可能な生活を支援してきました。
チュルヒルズプロジェクトについて詳しくは >>
ペルー、アルトマヨ
ペルーのアルトマヨ森林保護区は、ニューヨーク市の2倍の面積を持つアマゾンの森林地帯ですが、保護区であるにもかかわらず、国内で有数の森林減少率に悩まされていました。この悪循環を断ち切るため、コンサベーション・インターナショナルは、地域住民、企業、ペルー政府等のパートナーと協力し、森林炭素プロジェクトを立ち上げました。現在では、アルトマヨ流域のコミュニティの80%が、プロジェクトの恩恵を直接受けています。2008年以降、プログラムは840万トン以上の排出量削減を達成しました。これは年間約15万台の車の排出量に相当します。
アルトマヨプロジェクトについて詳しくは >> ※動画再生
コロンビア、シスパタ
コロンビアのカリブ海沿岸で実施されているこのカーボンプロジェクトは、沿岸のマングローブ林が土壌中に隔離する炭素量をまるまる測定し、金銭的価値をつけた初めてのプロジェクトです。定量化には私たちが開発に携わった手法を用いました。シスパタ湾の110平方キロメートル(1万1000ヘクタール)に広がるこのマングローブ林は、プロジェクト実施の30年間で100万トン近くの二酸化炭素を隔離すると予想されており、これは約18万4,000台の車の年間排出量に相当します。
シスパタプロジェクトについて詳しくは >>